2023年の10月某日。
マツダのサイトに以下のお知らせが表示されました。
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、3 列シートクロスオーバーSUV「MAZDA CX-8」の生産を終了いたします。生産終了時期は12月下旬を予定しています。
「CX-8」は、「走りやデザインを諦めたくない。でも家族や友人ともドライブを楽しみたい」と考えるお客さまに対し、多人数乗用車の新たな選択肢としてマツダが提案し、2017年に発売しました。 導入以来、日本のファミリーのための3列シートクロスオーバーSUVというカテゴリーを創出し、長い間たくさんのお客さまにご愛顧いただきました。 誠にありがとうございました。
ご注文が、12月までの生産台数に達した時点で、販売終了となります。 12月生産終了までにご注文可能な機種など、詳細につきましてはお近くの販売店にお問い合わせください。
https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2023/202310/231031a.html
CX-8の兄弟車であるCX-5は、2012年から今現在も販売されていることに対して、CX-8は2017~2023年の7年間で販売終了を迎えました。
ただ、CX-8が不人気車だったのかというと、決してそんなことはなく。むしろミニバン以外で多人数乗車を可能とするSUVとして、安定した人気を得ていたと思います。
そんなCX-8が販売終了となった背景には、後継車にあたるCX-80の開発が進められているためとされています。
事実、2024年4月18日に日本を先行して欧州マツダからCX-80のティザー写真が公開されるなど、間もなく販売開始となる雰囲気がありますので。
なお、CX-5が後継車にあたるCX-60と並行販売されている理由としては、販売が開始されてから10年以上が経過した今でも、CX-5が売れに売れているため…という特別な事情があるようです。
マツダとしては、CX-60という新しい5人乗りSUVを作ったものの、なかなかCX-5の販売終了を決断することができないといった、嬉しい悲鳴があるのかもしれませんね。
CX-8に話を戻しますが、車両自体は2023年12月をもって生産自体を終えており、新車の市場在庫も無くなったと聞いたので、現時点で新車を買うことは不可能です。
もしCX-8の購入を検討しており、運よく状態の良い中古車を見つけられた場合、なかなか貴重な車かもしれませんので、ぜひ判断はお早めに。